どーもKABUOです。
巡る旅に行ってきました。
今回は上山市の中心シンボル
上山城の歴史と史跡をご紹介します。
今回は中世戦国時代を中心に
築城の経緯や慶長出羽合戦の戦いの
歴史をご紹介します。
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上山城の歴史と史跡をご紹介！🏯
上山城(月岡城)
上山中心街にあります上山城。
別名月岡城と呼ばれるその歴史は、
室町時代の応永年間初期(１４００年前後)に
天童頼直の次男里見満長が初めて着封、
上山または武藤氏と称し
虚空蔵山に山城を築いたのが初めとされ、
当時は高楯城または亀ヶ岡城とも
言われています
１５１４年、伊達稙宗に攻略され
翌年和睦し返還、五年後に再び攻略されたが
１５３５年、満長の子孫
上山義忠が挙兵して奪還。
同年高楯城を廃して、新たに上山城(月岡城)を
天神森に築きあげました
こちらの上山城は１９８２年に
建造された模擬天守で
上山市の歴史が学べる
郷土博物館となっております
高楯城の歴史と史跡を
紹介した記事はこちらです
その後、上山義忠とその子満兼と地勢を治め、
満兼は最上義守の妹を娶り
最上氏と縁戚を結び、
本家にあたる天童氏とも連携を強めます。
また伊達氏とも関係を深め
領内の安定に務めました。
しかし１５７４年、
最上義守、義光親子による家督争い
天正最上の乱が起こり
当初義光方に味方しましたが
義守方に付きました伊達輝宗が
上山まで進軍を進めますと
義光を裏切り伊達軍の進軍を許し
義光と対立すると１５７８年、
輝宗と共に最上領土に攻め入りましたが
義光の奮戦によって最上軍が勝利を収め
満兼に警戒感を深める結果となりました。
天正最上の乱を詳しく
こちらの記事でも紹介しています。
天正最上の乱以降、
満兼は本家天童氏と村山の国人衆からなる
最上八楯と同盟を結び
義光に抵抗を試みましたが、
１５８０年、最上氏家臣
氏家守棟・谷柏直家の調略によって
満兼の重臣であり一門である
里見義近・民部親子は寝返り内応、
最上軍が上山城に攻撃を行ったおり
内部から攻撃を行い満兼を討ち取ると
戦後、里見民部に上山城主の恩賞を与え、
以後義光の右腕として
活躍を広げる事となります
１６００年、東北の関ヶ原
慶長出羽合戦では上杉軍は中山城から
上山城に侵攻を進めましたが、
里見民部は草刈志摩と共に
伏兵を忍ばせ奇襲を行い
上杉軍を撃退する活躍を見せました。
慶長出羽合戦の歴史と史跡は
こちらの記事で紹介しています
戦後義光は山形藩を立藩し
順風満帆に見えた里見氏でありましたが
１６０３年、義康は高野山への退去が命ぜられ
船で高野山に向かうべく
庄内地方に差し掛かったところ、
何者かによって狙撃され暗殺されるという
事件が起こりました。
この事件には
里見民部が荷担していたとされており
身の危険を感じた里見一族は
加賀前田家に仕官を行いましたが
義光の妨害によってその願いは叶わず
その後、一族もろとも切腹を
命じられる事となりました。
以後、上山城には坂光秀
義光五男最上光広が入城を果たしましたが
１６２２年、家臣団の争いが絶えず
お家騒動によって最上家は
幕府に改易を命じられる事となりました。
最上義康の暗殺を詳しく
記載した記事はこちらになります
以上
上山城の歴史と史跡
激動の戦国時代編でした。
次回は上山藩の立藩から
明治戊辰戦争までの
歴史と史跡をご紹介します。
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