KABUOの東北歴史巡り

どーもKABUOといいます。地元山形を中心に東北各地や海外など旅してまわっています。各地で巡った地域の歴史や史跡などをご紹介してますのでぜひご覧ください

にかほ市 栗山館と鳥海氏の歴史と史跡をご紹介!🏯

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どーもKABUOです。

 

秋田県にかほ市の歴史と史跡を巡る

旅に行ってきました。

今回は中世の城郭跡で

にかほ市指定史跡に登録されている

栗山館と館主鳥海氏の歴史をご紹介します。

 

 

 

 

 

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栗山館と鳥海氏の歴史と史跡をご紹介!🏯

 

 

にかほ市伊勢居地にあります栗山館,、

詳しい築城年代は不明となっていますが

伝承によると1324年、

鳥海弥三郎宗盛によって

築城されたと伝えられており、

鳥海氏の出自は不明ですが

一説によると奥六郡を支配した

安倍氏の末裔だとも伝えられており

由利郡に土着した勢力だと思われます。

 

こちらの高野山遊仙寺が

栗山館の入り口です

 

 

 

こちらが入り口の様子。

入り口から真っ直ぐ道を進み

田んぼを流れる川と橋があります。

こちらの橋から右に進むのが

栗山館までの道のりになります。

 

 

 

この頃由利郡は鎌倉幕府の地頭、

由利氏によって統治が行われており、

1311年、由利政春と鳥海宗盛

両陣営の家臣団による争論を発端として

両者の間で激しく争いが生じます。

 

この戦いによって由利氏の居城

浜館が焼失の被害を受け

由利氏は弱体の一途を辿ると

鳥海氏は戦いの攻勢を弱めずに

1324年、由利氏を攻め滅ぼし

由利郡を統治下に治める事に成功しました。

 

栗山館の築城時期が1324年頃ですので、

由利郡の統治を新しく行うため

政治の拠点として

この館を築城したと思われます。

 

先程の道を右に曲がると

こちらの神社に到着します。

ここを更に道沿いに沿って進みます。

 

 

 

こちらが栗山館までの道中、

途中に柱が立っており

左と右に道が別れており

どちらに進めばいいか分からない

とてもややこしい標識(-ω- ?)。

ここから左に曲がると

栗山館跡に到着できます。

 

右は間違いですので気を付けないと

山沿いを歩きに歩いて時間を無駄にして

KABUOみたいに迷子になります( 。゚Д゚。)

 

 

 

由利郡一帯の一大勢力にまで

力を強めた鳥海氏でしたが、

1336年宗盛死後、

嫡子盛満が家督を継ぎましたが

1350年、家臣進藤長門・渡辺隼人の

謀反により鳥海盛満は謀殺されます。

 

栗山館は渡辺氏によって利用されましたが、

進藤氏とお互い反目しあうようになり 

1362年、両者の戦いによって疲弊した

農民による百姓一揆によって両者は滅亡、

栗山館は廃城となったと伝えられています。

 

こちらが栗山館の様子。

堀跡が残されていましたが

訪れたのが9月頃でしたので

草木が覆い繁っており、

また史跡指定されているわりには

手入れがされていないので

かなり散策しにくい場所でした( 。゚Д゚。)。

 

 

 

生駒神社・生駒陣屋跡

 

史跡散策するには

ちょっと際どい場所でしたが、

近くに江戸時代に矢島藩が

この地の統治を行った生駒陣屋跡と

その功績を称した生駒神社が

史跡として残されています。

 

栗山館の散策はちょっと残念でしたが

生駒神社は見る価値がありますので

ぜひにかほ市伊勢居地に

足を運んでみてください。

 

 

こちらが史跡の場所です。

 

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