KABUOの東北歴史巡り

どーもKABUOといいます。地元山形を中心に東北各地や海外など旅してまわっています。各地で巡った地域の歴史や史跡などをご紹介してますのでぜひご覧ください

鶴岡市 藤島城の歴史と史跡をご紹介!🏯

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どーもKABUOです。

 

山形県庄内地方の歴史と史跡を

巡る旅に行ってきました。

今回は鶴岡市藤島エリアにあります城跡、

藤島城の歴史と史跡をご紹介します。

 

 

 

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藤島城の歴史と史跡をご紹介!🏯

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藤島城跡(八幡神社)

 

鶴岡市藤島にあります藤島城。

築城年代は不明ですが

和銅年間(708年〜714年)に 

平形に国府が置かれた頃の府城といわれ

出羽守や鎮守府将軍の居城として

1333年、後醍醐天皇の寵臣である

葉室光顕が居城した記録が残されており、

1351年、南北朝の動乱の時代

北畠顕信が守永親王を奉じて挙兵を行うと

南朝の拠点として使用されましたが

戦いに敗れ落城しました。

 

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藤島城縄張り図

 

藤島川右岸の自然堤防上に立地、

標高11mの平地に築かれた梯郭式の平城

西方を流れる藤島川を自然の外堀に利用し、

東方にも水堀が設けられ、

規模は南北400m・東西300mで

中央に東西40m・南北60mの

本丸があり土塁と堀で囲まれていた。

当城は三重の堀と土塁がめぐらされ、

向楯・古郡楯・柳久瀬楯・平形楯

勝楽寺楯等の前衛基地を設けた

堅牢な城であったそうです。

 

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水堀跡

 

室町中期より土佐林氏が居城、

羽黒山別当職を務めていた家柄で

現在の鶴岡市中心を本拠地とする

大宝寺氏と同等な勢力を誇っておりましたが

1477年、大宝寺政氏との抗争に敗れ

勢力下に組み込まれてしまいます。

永禄年間(1558年〜1570年)には

土佐林禅棟が城主を務め大宝寺氏の重臣として

各国との外交政策を行い

当主の補佐役を務めましたが、

17代大宝寺義氏との対立から関係が悪化、

1571年、義氏の攻撃を受けて戦死。

その後義氏の弟義興が配され

1583年、義興が尾浦城に移り、

家臣小国彦次郎が城主となりました。

 

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土塁跡

 

1587年、山形城主最上義光勢の

攻撃により大宝寺氏が滅亡、

最上氏の領国に組み込まれましたが、

翌1588年、上杉方の本庄繁長が侵攻すると

庄内地方は上杉氏により統治されます。

 1590年、上杉景勝は栗田刑部を配し

太閤検地を行いましたが検知反対一揆が勃発、

金右馬允を大将に藤島城で籠城が行われ、

鎮圧に向かった上杉氏重臣直江兼続

お城の強固な守りに手を焼き

武力では落としきれなかったと

記録に残されています。

 

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二の丸・三の丸跡地

(庄内農業高等学校)

 

関ケ原の合戦後最上義光山形藩を立藩、

戦いの恩賞により庄内を貰い受けると

藤島城に家臣新関久正を入城させ

領国の経営政策を取り掛からせます。

1607年より久正は

赤川の用水堰工事の着手を行いましたが

しかし一国一城令により藤島城は廃城、

通称であった因幡守から取って

因幡堰と名付けられました大堰は

久正の没後1689年に完成しました。

 

八幡神社近くにあります

庄内農業高等学校は藤島城の

二の丸・三の丸の跡地だと言われており

西側には藤島川が流れ天然の堀に見立て

築城されていた事がよくわかります。

 

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藤島城本丸跡

 

現在本丸跡地に八幡神社が建立され、

それを取り囲むように土塁の遺構がみられ

正面には水堀の一部が残り

鶴岡市指定史跡に登録されています。

山形県鶴岡市にお越しの際は

ぜひ藤島城跡に観光に訪れてみてください。

以上藤島城の歴史と史跡のご紹介でした。

 

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こちらが史跡のアクセス場所です。

 

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