KABUOの東北歴史巡り

どーもKABUOといいます。地元山形を中心に東北各地や海外など旅してまわっています。各地で巡った地域の歴史や史跡などをご紹介してますのでぜひご覧ください

たまに行くならこんな宿場町~秋田市新屋地区をブラリ旅!🏍️

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どーもKABUOです

 

秋田市の歴史と史跡を巡る

旅に行ってきました。

今回は羽州浜街道沿いの

宿場町として栄え

昔ながらの町並みが残されている

秋田市新屋地区をブラリ旅しましたので

町並みの様子や歴史をご紹介します。

 

 

 

 

 

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秋田市新屋地区をブラリ旅!🏍️

 

新屋駅

 

 

秋田公立美術大学実習棟

 

秋田市中心地から雄物川を挟み

南部に位置する秋田市新屋地区。

地区には新屋駅が開業されており

新屋という地名の由来は諸説あるようで、

土砂崩れで集落が移転したことから、

「新開地」の意味で呼ばれたという説に、

旧名は百三段(ももさだ)とも呼ばれ

百三段とはアイヌ語の「流れ出る」

という意の「モモサダ」に由来とする説、

同じくアイヌ語の「川尻の土地」という

「モムサンドイ」に由来するという

説があるようです。

 

こちらの秋田公立美術大学実習棟は

現在学生が学習を行う

施設となっていますが

当時は新屋駅から倉庫まで線路が引かれ

その昔米の流通量を調整するための

倉庫として1934年に建築された建物で、

国の登録有形文化財に登録されています

 

 

 

新屋日吉神社

 

新屋地区は秋田城までを結ぶ浜街道沿いや

雄物川の河口近くに位置している事から、

古来より人々の交流や

物資の往来が盛んに行われ

「しらや」と呼ばれる古代の宿駅は

この地に該当していると

考えられています。

当初由利郡に地域分けされていましたが

江戸時代に豊島郡(河辺郡)へと

編入されました。

 

こちらの新屋日吉神社

808年に勝平山の麓に鎮座し

その後1144年に現在の場所に

遷座したと言われており、

源頼朝に支えた由利維平

由利十二頭の一人赤尾津氏と

歴代領主の信仰も厚く

毎年5月6日に開催される山王祭

秋田市指定文化財に登録されています。

 

 

 

江戸時代に入りますと常陸国より

佐竹義宣が入部し秋田藩を立藩。

久保田城下から亀田城・本荘城、

そして山形県酒田を通る

羽州浜街道の整備が行われると、

久保田城下より最初の宿場町として

新屋地区は栄える事となりました

 

 

 

江戸時代の頃から

良質な湧き水を利用した

醸造業・製塩業が盛んに行われ

町並みを歩くと味噌麹に酒造所が並び

国の重要文化登録財にも選ばれた

古い建物が多く、

また豊富な湧き水が象徴するような

昔ながらの水洗い場も

数ヵ所も残されている

とても風情のある町並みとなっています

 

 

 

栗田神社

 

新屋栗田町にあります栗田神社。

佐竹氏家臣栗田定之丞が祀られており

日本海側にあります新屋地区は

古くから突風により飛砂の被害が酷く

栗田定之丞は山本郡浜田から新屋まで

300万本の植樹を行った事から

没後社殿が建立されました。

 

 

 

秋田市新屋ガラス工房

 

現在新屋地区には古い町並みの他に

郷土の偉人森川源三郎氏の余楽庵に

戊辰戦争で官軍として戦い亡くなった

佐賀藩士を祀る葉隠墓苑の史跡に、

大森山動物に秋田市新屋ガラス工房と

観光スポットも集まっています。

秋田市に観光に行った際は

ぜひ新屋地区までお越しください

 

 

こちらが史跡の場所です。

 

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