KABUOの東北歴史巡り

どーもKABUOといいます。地元山形を中心に東北各地や海外など旅してまわっています。各地で巡った地域の歴史や史跡などをご紹介してますのでぜひご覧ください

天童市  天童市特産品、将棋駒とその歴史をご紹介!

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どーもKABUOです


今回は天童市のご当地名産品の将棋駒の

歴史について言及させて頂きます




天童駅



では出発します。

天童駅を出て直ぐに名産の

将棋を使ったポストを発見しました。



日本の将棋駒の大部分をこちらの

天童市が製作を行っており

その歴史は前回、天童織田藩編で

ご紹介した吉田大八と関係があります



yamagata.hatenadiary.com




吉田大八



天童では、藩の財政難対策に取り組んだ。当時、天童藩の財政は困難を極め、下級の藩士ほど生活は苦しく、貧窮にあえいでいた。大八はその救済策の一つとして、藩士が将棋駒を製作することを取り入れた。武士が手内職を営むことについては反対もあったが、「将棋は兵法戦術 に通じ、武士の面目を傷つけるものではない」とし、将棋駒作りを広く奨励した。天童が将棋駒の産地になった由来といわれている。

(天童市観光イベント ホームページ引用)



当時、高畠から天童陣屋への

移転の経費や飢饉による税収減、

紅花の専売を実地したものの、

どれも天童藩の財政の改善に

至らなかったのが

将棋作りに励んだ背景にあります。



それに様々な飛び地が入り乱れ各藩の

支配もありましたので領土が比較的に

少なかったのと

(天童藩の石高は2万石程度です)

東北の冬の寒さや自然環境も関係してると

考えられます。







天童駅二階、お土産コーナー



駒づくりが本格的な産業となったのは明治期に入ってから。旧藩士木地師と書き師に分かれて分業生産を始めたことで、天童は大阪などと並ぶ大量生産地となっていきました。さらに大正期に入ると、いち早く駒木地の機械化を開発。駒の書き手は、大人だけでなく子どもたちも担うなど、天童は町をあげての分業体制に入りました。「押し(スタンプ)駒」も導入した昭和初期には、大阪を退けて、全国一に成長します。

山形県観光サイト引用



小藩であるが為の財政難から

吉田大八や天童藩士達によって

将棋駒作成の土台の基礎が作りあげられ

天童市の産業として発達した歴史があります



天童駅のお土産さんを覗いて見ると、

工芸品や将棋駒を用いたオリジナルの

お菓子等が豊富に品揃えされています。







天童の将棋駒は、160年に及ぶその歴史の中で、生産規模をただ拡大させただけでなく、地域全体の発展そのものとなってきました。現在、市では「子ども将棋大会」や「全国中学生選抜将棋選手権大会」などを毎年開催し、将棋文化を次世代に普及させています。また、桜まつりの時期に舞鶴山で開催する「人間将棋」では、「将棋駒のまち天童」を県内外に広く発信。毎年、多くの観光客が天童を訪れ、その歴史文化に触れています。

山形県観光サイト 引用



天童駅東口を出て直ぐに将棋交流室があり

中を見学させて頂いた際は学生位の

友人同士が将棋盤に向き合い30秒将棋の

対戦を行っていたりリタイアされたで

あろうおじ様方の遊びの場になっています



入場料も無料ですので腕に覚えのあるかたは

訪問するのをオススメします。



天童市将棋資料館では将棋の歴史や世界の将棋

についての展示がされてあり、

将棋交流教室と共に天童駅東口前出て直ぐに

ありますので一緒に寄っていって下さい

今回行った時は両方とも閉館日でして残念でした



栄春堂



天童市内を散策しておりましたら

将棋の工房にたどり着いたので

中を見学させて頂きました





店内はこんな感じをしており

将棋駒の販売を行っています。

さらに奥の方は撮影出来ませんが将棋の

資料館になっており見学することも可能です。





撮影した時間帯はちょうど

お昼の時間帯でしたので将棋駒を

作成される職人さんはお昼休みで不在

でしたが、ここで熟練した職人のお仕事を

見学する事が出来ます。



年期の入った工具がカッコいいです





3月のライオンのタイアップのポスターを

街中でよく拝見しました。

漫画効果で天童市がさらに活性化すれば

喜ばしい限りです







街中を歩けば将棋の駒のオブジェが立ち並び

旅人を歓迎してるかのようです

天童市は観光に特に力を入れているのが

よくわかります。





春先には天童桜祭りが開催されその際に

人間を将棋の駒に見立てた

人間将棋が開催されます



舞鶴山山頂 天童市桜祭り 人間将棋



天童の春を彩る「人間将棋」は、昭和31年から行われている一大イベントです。約2,000本の桜が咲き乱れる舞鶴山を舞台に、甲冑や着物姿に身を包んだ武者や腰元たちが、将棋の駒となり対局を行います。

天童市 観光サイト 引用





対局はプロの棋士をお呼びし、盤上の説明も

しっかりと行う本格的な対局となっており

見ごたえも十分にあります

写真は2,3年前になりますがこの日も沢山の

観光で賑わいでした




将棋の駒役の方もしっかりと

衣装を着替えて盤上に立ちます。





春先は舞鶴山にも綺麗な桜が咲き

まだ肌寒い季節ですが

人間将棋を盛り上げてくれます。

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